話をすること、声に出すことの重要性

独り言

先日のお休みは、映画を観て過ごしました。

映画館へ行ったり、DVDを借りて観ることは減り

今はオンラインで視聴することが多くなりました。

Gyaoでふと目に留まったチャイルドコールという洋画は

虐待やDVの問題が浮彫にされた作品でした。

これらの社会問題や悩みは世界共通の課題で

どこででも起こりうる、身近な存在だと。

 

DV夫から息子と一緒に逃げてきた女性が

新しいアパートで新生活を始めるというストーリー。

息子を心配するあまり「チャイルドコール」という小型無線機を購入したところ

混線により、近所の虐待現場の声を聴いてしまう。

彼女自身にはパニックや妄想性障害があり、息子の腕についた痣に戸惑う。

サスペンスというか心理的要素が強い内容でした。

 

前半は 「最低な暴力男はどこにでもいるもんだ」 と

問題の共通点ばかりに目がいっていたのですが

救いになるものも世界共通です。

 

それは、人と話をすること。

 

周りの人間が信用できなくなっていく中で

一人の男性と出会い、カフェでコーヒーを飲むシーンがあります。

(ネタバレ↓)

会話をして冗談で笑い合う時間が、妄想の中で唯一の現実。

他者と関わることでしか、現実を維持できない。

そんなメッセージを感じました。

 

日々忙しく過ごしていると、ひとつの考え方に固執したり

思考が堂々巡りになったりするのですが

自身でそれに気付かないことも多いのではないでしょうか。

会話中は、自分の内面を言葉に出します。

その会話を耳で聞くので、客観的に自分自身を知る効果があります。

また相手に相槌を打ってもらったり、質問をしてもらうと

今まで気付なかった考え方が浮かんできたりもしますね。

 

心が痛むニュースが絶えませんが、ほんのちょっとした会話

聴いてもらえたと感じることで、救える人が大勢いるんだろうな。

会話の大切さを再認識した休日でした。

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